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初心者のためのシステム設定ファイル変更の心得

設定ファイル変更の心得

システム設定ファイルを変更する手順

システム設定ファイルなど重要な設定ファイルの変更は慎重に行わないと最悪システムが壊れて起動しなくなったりします。

Linuxの設定ファイルなどは一文字でもずれていると(空白や大文字小文字)動かなくなったりします。こういうちょっとした違いは気づきにくいです。

ここでは初心者が設定ファイルを変更する時の心得や注意点などを解説します。

まず、システム設定ファイルを編集する際は以下の流れが基本です

STEP.1
バックアップの取得1
設定ファイルのバックアップを作成する
STEP.2
変更点・文法チェック
変更点を確認、文法チェックコマンドでエラーが出ないか確認
STEP.3
設定反映
デーモンのリロード OR リスタートで設定を反映させる
STEP.4
問題があれば戻す
問題が起これば設定ファイルを戻して反映させる

バックアップを取っておく

設定ファイルなどを変更を行うときはバックアップを取っておきましょう。

httpd.confの設定ファイルをhttpd.conf.bakとかhttpd.conf.oldなどにして保存しておくとよいです。

文法・構文チェック

設定ファイルを変更したときには設定ファイルの文法が間違えている場合があるので、チェックコマンドで正しく設定ファイルが構築できるているかをチェックしましょう。

例えばapacheの設定ファイルの文法チェックは以下のように行います。

# httpd -t
# apachectl -t
AH00558: apache2: Could not reliably determine the server's fully qualified domain name, using 127.0.1.1. Set the 'ServerName' directive globally to suppress this message
Syntax OK

差分チェック

バックアップを取っておくと元のファイルとの差分チェックができます。どの項目を変更したのか?をdiffコマンドなどで比較できます。

# diff example.com.conf example.com.conf.bak
18d17
< # eddited

編集箇所が表示できます。「# eddited」という文章がexample.com.confに追記されていることが分かります。

設定ファイル中にコメントを入れる方法もありますが、もともと設定ファイル内にコメントが多くてわかりにくいので良いです。

diffの使い方diffの使い方 diffを極めよう

設定反映に不安があればテスト環境で試す

文法チェックで問題がないからといって、問題が起こらないわけではありません。適切な設定内容が記述されていないと正常に動作しない場合があります。

もし始めての設定内容であったり、不安がある場合は別のテスト環境でテストを行ってから本番環境に反映することをおすすめします。

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