本記事ではインターネットの基本知識であるドメイン名とホスト名について解説していきます。
IPアドレスとドメイン名とホスト名とは?
ブラウザを立ち上げてgoogleのサイトを訪問するときには何が必要でしょうか?
googleのサイトを表示しているIPアドレスが分かればそのサイトを表示することができます。
ちなみに日本のgoogleのIPアドレスは「172.217.27.67」です。
しかし、このIPアドレスを覚えろと言っても難しいですよね?
ですからこれを人間が分かりやすいように変換します。
すると「www.google.co.jp」になります。
これを完全修飾ドメイン名(FQDN:Full Qualified Domain Name)といいます。通常はFQDNと呼ばれることが多いと思います。
ドメイン名とは?
www.google.co.jpが「完全修飾」ドメイン名と呼ばれるということは不完全な場合もあるということですね。
それがいわゆる「ドメイン名」です。
ドメイン名は「google.co.jp」などを指します。しかし厄介なことに、FQDNのことをドメイン名と呼ぶことも多いです。
ホスト名とは?
www.google.co.jpがFQDNでgoogle.co.jpがドメイン名であれば、wwwの部分は何でしょうか?
この「www」は「ホスト名」と呼ばれます。
ホスト名はFQDNの一番左のピリオドで区切られた部分を言います。
例えば、FacebookのFQDN「ja-jp.facebook.com」の場合
- FQDN:ja-jp.facebook.com
- ホスト名:ja-ja
- ドメイン名:facebook.com
です。
トップレベルドメイン
FQDNはピリオドで複数に区切られています。これにも意味があります。
FQDNを住所のようにとらえるとわかりやすいと思います。
例えば「Hongou.Bunkyoku.Tokyo.jp」というFQDNがあるとすると、
「本郷.文京区.東京都.日本」というような順番になっています。
このように、一番右が最も大きい範囲になっています。実際に~.jpというアドレスを見たことがありませんか?
このように一番右側にある部分をトップレベルドメインといいます。
「.jp」「.com」「.io」などがあります。
サブドメイン
それではそれ以外のドメイン名はどのように呼ばれるでしょうか?
上の例の「Hongou.Bunkyoku.Tokyo.jp」を考えてみましょう。
トップレベルドメインの「jp」から見たとき、tokyoをサブレベルドメインといいます。
サブレベルドメインはそれよりもレベルの高いドメイン(右側)にあるドメインから見た時の呼び方です。
DNSとは?
DNS:Domain Name Systemは人間が分かりやすい表現であるホスト名をもとにIPアドレスを伝えるシステムのことです。これを「名前解決」といいます。
DNSについては別記事で詳しく解説します。